「高い給与を払っても採りたい」50代転職者の特徴 「晩年期」の50代なのに重宝されるのはなぜ?

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いきいきと働く男性会社員
50代でも各社から「引く手あまた」になる人の特徴とは?(写真:すとらいぷ / PIXTA)

組織をよりよくするための“黒子”として暗躍している、企業の人事担当にフォーカスする連載『「人事の裏側、明かします」人事担当マル秘ノート』。現役の人事部長である筆者が実体験をもとに、知られざる苦労や人間模様をお伝えしています。

連載8回目は、採用現場から見た、「50代でも採りたい転職者の特徴」について紹介します。

会社組織における50代の位置づけ

健康寿命の延伸による影響だろうか。今どきの50代は、実年齢より若々しく、気力・体力も旺盛な人が多い。その気になれば、新たなビジネスで一花も二花も咲かせられるほど、実社会でまだまだ力を発揮できる世代だ。

だが、会社組織では、どうだろう。残酷にも、会社には「定年」という、れっきとした労働寿命が定められている以上、50代はもはや会社員としては「晩年期」だ。

しかも、「晩年期」に当たる50代の給与はめっぽう高く、年功序列の会社であれば、年収額は最高値に達している。

人件費は高くつくのに、定年までの残り時間が少ない。その限られた時間で、成果を挙げてくれるかわからない……。そのような50代転職者を採用側は、敬遠しがちなのは事実だ。高い給与に見合うほどの高い実力がなければ、積極採用しないのが正直なところである。

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