「相手の要望に応える」「呼ばれたら駆けつける」…「いい人」ほど営業成績が上がらないのはなぜ?背景にある"残念すぎる真実"
普通の10倍の成果を上げる営業マンが共通して持っているのが、「究極の自分本位」というスタンスです(写真:ふじよ/PIXTA)
「嫌われたくない」「いい人でいたい」――。
多くの営業パーソンが無意識に抱いているこの感情こそ、実はもっとも売上を蝕む“静かな毒”です。一方で、同じ時間で普通の10倍の成果を上げていく人たちは、驚くほど“自分本位”に見える意思決定をしています。
もちろん、ここでいう“自分本位”とは、単にわがままな自己中心的に振る舞うことではありません。自分の時間・思考・体力といったリソースを最優先で守り、最大限の価値を顧客に届けるための、戦略的なスタンスです。
本稿では、なぜ「嫌われたくない営業」がもっとも危険なのか、そして普通の10倍の成果を上げる人たちがなぜ“究極の自分本位”を貫くのかを、具体例とともに解き明かしていきます。
(冨田顕子氏著『ミリオンダラー営業会議』を一部改変してお届けします)
嫌われたくない営業マンはダメ?
営業の現場を見ていると、「いい人でいたい」と強く思っている人ほど、伸び悩んでいるケースが少なくありません。彼らは次のような行動を“善意”だと信じています。
・顧客に呼ばれたら、予定をずらしてでもすぐに駆けつける
・どんな要望にも基本的には「はい」と答える
・自分の意見よりも、相手の顔色を優先する
・無理な値引きや特例対応を、断れずに受け入れてしまう
・どんな要望にも基本的には「はい」と答える
・自分の意見よりも、相手の顔色を優先する
・無理な値引きや特例対応を、断れずに受け入れてしまう
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