週休3日のスーパーが最高利益を更新し続ける訳 「長時間営業」は不安からの逃げでしかない
営業時間を増やせば、売上高は増えますが、利益が伴うとはかぎりません。サービス業や飲食業など各業種のオーナーが悩んだ末に、休日を増やしたり営業時間を短縮しながら利益を上げたケースを『顧客の数だけ、見ればいい』から一部抜粋・再構成のうえご紹介します。
長時間営業という「逃げ」
「以前はくたくたになるまで仕事をして、疲れきるまでやってこそ仕事だと思っていた」こう語るのは、新潟県五泉市にある食品スーパー「エスマート」店主・鈴木紀夫さんです。
この言葉に、胸がチクリと痛くなる人は多いと思います。
明日の売上が見えないと、我々はどうするか。その一番単純な答えが「もっと働く」です。
たとえば店舗なら、営業時間を延長する。20時閉店だったものを22時閉店にする。挙句の果てには24時間営業にする。
そうすれば、確かに売上は増えるでしょう。「売上が上がらない」という不安からも、一時的には逃れられるでしょう。でも、人件費を考えたら全然儲からなかったりもしますし、何より、自分が疲弊してしまいます。つらい事実ですが、長時間労働は「逃げ」になってしまうのです。
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