「月額6万6000円」「富裕層の男性経営者が顧客」 西麻布の《超高級バーバー》に、"美容室の倒産過去最多"でも客が殺到するワケ
美容室の倒産が止まらない。帝国データバンクの調査によると、2025年1〜8月における美容室の倒産件数は157件で3年連続の増加となっている。このままのペースでいけば、年間で過去最多を更新する可能性がきわめて高い。
コンビニの数より多いと言われる過当競争、原材料費や光熱費の高騰、そして深刻な人手不足。そんな閉塞感の漂う理美容業界において、独自の経営方針で業界の注目を集める男性がいる。
東京・西麻布に「BE FIRST CLASS NISHIAZABU」を構えるMASA氏こと、永井正道氏だ。
ニューヨーク・マンハッタンのソーホーという超一等地区でセレブリティの髪を切り、帰国後に「月額制・完全個室・高単価」という新たな経営モデルを確立した。
理美容店サバイバル時代において、なぜ彼は「安売り」ではなく「高級サブスクリプション」を選んだのか。その裏側にある、日本の理美容業界が抱える構造的欠陥への危機感と、生存戦略を聞いた。
富裕層は「髪を切る場所」に困っている
厚生労働省の衛生行政報告書(令和5年)によると、全国には実に38万軒の理美容店がある。コンビニエンスストアの7倍近い数だ。
しかし、MASA氏によれば「30代以上の男性経営者」という層は、長らくこの業界が取りこぼしてきた空白地帯だったという。


















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