ロイホ「ファミレス」だけじゃない"意外な稼ぎ頭" 外食事業の3倍稼ぐインバウンド戦略成功の裏側

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リッチモンドホテルプレミア浅草の外観
リッチモンドホテル プレミア浅草の外観(筆者撮影)
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「インバウンドの需要が大きい桜や紅葉の時期に、ホテルに高単価で宿泊いただいている」

2月17日に開いた2025年12月期決算記者会見で、ロイヤルホールディングス(ロイヤルHD)の阿部正孝社長は好調の要因をこう分析した。売上高、営業利益、経常利益はいずれも過去最高を更新。

中でも際立つのがホテル事業だ。セグメント利益はホテル事業が68億円とトップで、外食事業(ロイヤルホストなど)の3倍に達した。好調を支えるのは旺盛なインバウンド需要である。

ロイヤル決算

同社が、インバウンド需要の取り込みに本腰を入れたのは15年12月にリッチモンドホテル プレミア浅草を開業したのがきっかけだ。開業10年を迎えた同ホテルで、リッチモンドホテルを運営するアールエヌティーホテルズの本山浩平社長(ロイヤルHD執行役員)にホテル事業の歩みや成長戦略を聞いた。

インバウンド参入から10年、象徴ホテルの現在地

雷門や浅草寺を擁する東京・浅草。インバウンド観光の定番スポットに位置するリッチモンドホテル プレミア浅草は、ロイヤルグループにとってインバウンド戦略の象徴だ。

ロビーに入ると、大理石が敷き詰められ、和を基調としたモダンな空間が広がる。アジアや欧州からの宿泊客でにぎわい、多言語が飛び交う。ロビー階のテラスからはスカイツリーと五重塔が見渡せる。

スカイツリーと五重塔
ロビーからはスカイツリーと五重塔が一望できる(筆者撮影)

本山社長は足元の好調ぶりを強調する。「予約も数カ月先まで埋まっている。今ではほとんどがインバウンドのお客様で、フロントのスタッフは日本語を使わない日もあるほどだ」。

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