急増する飲食店の《セルフオーダー》、「サイゼリヤはOK」「客のリソースにタダ乗り」の声も…あり・なし論争の前に考えるべき"根本的な問題"
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飲食店に行くと、そう言われる機会が増えた。加えて「LINEの友だち登録必須」なんて仕組みも広がっている。
最近、こうした流れに対して「客に余計な手間を押し付けている」「客のリソースにタダ乗りしている」と反発する声が上がっているらしい。
どうも話題は「セルフオーダーありか、なしか」といったところに着地しているようだが、筆者は、問題の根本はそこではないと思う。
「顧客が快くリソースを提供できる設計か」が重要
例えば、同じセルフオーダーでも「サイゼリヤ」のオーダーシステムは評判がいい。それは、非常にシンプルなUIで、簡単にオーダーが可能だからだろう。顧客が不満を感じずに利用できるのだ。
結局、この問題の根底には「サービス業が、顧客が満足できるサービスを提供できているか」という(考えてみれば当然の)ことがある。実際はセルフオーダーの是非ではなく、「顧客が気持ちよくリソースを提供できる設計かどうか」が重要なのだ。
実はこの話、単純そうに見えて、かなり「サービス業の本質」的な話である。ちょっと説明したい。



















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