孤独の晩酌?「一人飲み」飲食店が続々登場の背景 時代はソロ飲みなのか…消費者に加え店側の事情も
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一人飲みを提案するお店が繁盛している。人気の背景は?(筆者撮影)
外食記者として日々リサーチを重ねる筆者だが、酒場業態ではいま「一人飲み」が熱い。
誰かとワイワイ酒を飲むのも楽しいが、気軽に気兼ねなく、一人で飲みに行くのもまた一興だ。「一人で飲み屋に入るのに抵抗がある」という人もいるかもしれないが、実は街の個店から大手チェーンまで、一人飲みを楽しむ人は少なくない。
一人飲みが盛り上がる背景には社会的な要因もあると筆者は考えている。本稿で考察していきたい。
2つの「一人飲みタイプ」
おおまかに「一人飲み」のシーンを以下の2つのタイプに分けてみたい。
①一人で店に行くが、そこで出会った人(店のスタッフや隣り合ったお客)と会話を楽しむ場合
②一人で店に行き、他人と極力コミュニケーションを取らず一人で没頭する場合
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