≪1貫65円≫からの高コスパで人気の「や台ずし」。回転でも高級でもない“居酒屋ずし”ブームを牽引、実際に行ってわかった人気の理由

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や台ずし
ブームが続く寿司居酒屋の中でも、気取らない店として店舗数を伸ばしているや台ずし。写真は一之江駅前町店(撮影:尾形文繁)

回転でも高級でもない寿司の新ジャンル、“居酒屋ずし”が静かなブームだ。

回転ずしチェーン・スシローと同系列の「杉玉」、名古屋の企業が運営する「や台ずし」などは店舗数が近年右肩上がりで伸びている。また、「スシエビス」「スシンジュク」など“カタカナスシ”と呼ばれる、店名にカタカナを用いて内装や盛り付けなどSNS映えを狙った新ジャンルも若者を中心に人気だ。

さらに、「塚田農場」のエー・ピーホールディングスは「立ち寿司横丁」など複数の立ち食い寿司店舗を展開している。

「1貫65円から」がウリ

これら居酒屋ずしの中では、気取らない大衆居酒屋の雰囲気を持つのが「や台ずし」。「寿司1貫65円から」というコスパを武器に2000年に1号店をスタート後、右肩上がりで成長してきたチェーンだ。とくにコロナ禍後に出店を増やし、現在342店舗を展開している(2025年2月時点)。

人気ぶりをこの目で確かめるべく、4月初旬の夕方、筆者も都内の一之江駅前町店を訪問した。

平日の夕方16時頃に着いたため、まだ店内の客入りはまばらだったが、17時過ぎには混み始めた。一番混み合うのが18時頃だという。ややピークが早めなのは、同店では15時の開店から19時までハッピーアワーでドリンクが半額になり、それ狙いの客が多いから。

客層も会社帰りの団体から、女性グループ・子連れのファミリーまでと幅広いそうだ。

店内
筆者が訪れた一之江駅前町の店内(撮影:尾形文繁)
【写真11枚】や台ずしはこんな感じ。本まぐろざんまい寿司4貫(1209円)、一之江駅前町店店長一押しの「はまち握りおろしポン酢」(659円)も!
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