≪1貫65円≫からの高コスパで人気の「や台ずし」。回転でも高級でもない“居酒屋ずし”ブームを牽引、実際に行ってわかった人気の理由

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さらに、カウンターでは寿司職人が調理をしながら接客するので、個人店のような雰囲気が生まれ、それも人気に一役買っているように思えた。

寿司職人
職人が店の要。寿司を握り、料理をし、スタッフを采配して接客もするマルチタスクが求められる(撮影:尾形文繁)
カウンター周り
カウンター周りや厨房は全店舗同じ設計で、他店に行っても作業効率が落ちないよう工夫されている(撮影:尾形文繁)

客単価は3100円

筆者が実際に訪れた感想としては「個人店とチェーン店のいいとこ取りをしている店」といったところだろうか。多店舗展開によるスケールメリットでコストを下げつつ、店の雰囲気や接客は個人店に近いものを感じた(メニューは地域や店ごとに変えているそうだ)。

客単価は3100円。居酒屋としては普通で、1000円でべろべろになる「せんべろ」とはいかないが、握り寿司が入っていることを考えるとお得感がある。

居酒屋メニュー
握り寿司以外にも居酒屋のメニューが一通りそろう。客単価は3100円と手頃(撮影:尾形文繁)

筆者がお腹を満たし店を出た頃には、店は賑わいを増していた。暮れかかる中で店の前の提灯が灯り、さらなる客を呼び寄せているようだった。

一之江駅前町店
早くもピークタイムを迎えようとしている一之江駅前町店(撮影:尾形文繁)

それにしても不思議なのは、どうやってこの“高コスパ”を実現しているか、だ。その謎を探るべく後編 「1貫65円~」の"神コスパ寿司"実現できる理由では、運営会社であるヨシックスホールディングスに話を聞いた。

圓岡 志麻 フリーライター

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まるおか しま / Shima Maruoka

1996年東京都立大学人文学部史学科を卒業。トラック・物流業界誌出版社での記者5年を経てフリーに。得意分野は健康・美容、人物、企業取材など。最近では食関連の仕事が増える一方、世の多くの女性と共通の課題に立ち向かっては挫折する日々。contact:linkedin Shima Maruoka

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