2年早い昇進で「おっイーグルが出た!」 JTC(伝統的日本企業)が昭和体質を捨てられない"残念な理由"

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(写真:y.uemura/PIXTA)

日本では、昔からの古い組織体質を引きずった企業が多く残っています。本稿では、日本企業の組織体質はどうなっているのか、古い組織体質から脱却することはできるのか、という点について考えてみましょう。

「おっ、イーグルが出た!」

古い組織体質を「昭和体質」と揶揄し、昭和体質が濃厚な企業を「JTC」と呼んだりします。JTCは「Japanese Traditional Company」を略したネットスラングで、「伝統的な(特に大手の)日本企業」です。SNS上では、次のようなJTCの特徴が指摘されています。

年功序列の硬直した人事、手続き・前例・秩序を重視する硬直的な文化、個人より集団を重視、ウエットな人間関係、リスク・責任回避を最優先、責任の所在があいまい――などです。

実際に大手企業で働いている従業員は、自社の組織体質をどのように認識しているのでしょうか。今回、大手企業の従業員41名にアンケート・ヒアリング調査をしました。予想した通り、古い組織体質に対する不満の声が多く聞かれました。

「わが社では、年功序列が濃厚です。中途入社の社員にも『新卒○○年入社扱い』と序列を付けています。昇進は年次ごとにほぼ横並びで、まれに標準年次より2年早く昇進したら周りから『おっイーグルが出た!』と言われます。社長はメディアで『わが社は年功序列を排し、実力主義に生まれ変わった』と自画自賛していますが…」(機械・40代男性)

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