お目当ては「店そのもの」 工場の片隅の弁当店に全国から人が集まる"不思議" 20年前に姿を消した「サラヤ」の面影を求めて
工場が立ち並ぶ一角に、小さな弁当店がある。
ここは、山に囲まれた兵庫県たつの市。多くの人でごった返すような土地ではない。中心地から離れた場所に位置するこの工場は、佃煮などを製造する加工食品メーカーの「ブンセン」で、昼休みになると社員がおむすびやカップ麺を求めて買いに来る。一見どこにでもあるような風景だ。
しかし今、この弁当店を目掛けて、全国各地から人が訪ねてくる。
広島や島根、徳島、和歌山などから、アクセスが決して良いとはいえないこの場所を目的地に、数時間から半日かけてわざわざ出向く人たちが続出しているという。
全国から人、お目当ては「店そのもの」
弁当店で働く女性店員に話を聞くと、先日は昭和レトロな風景を求めて、若者2人組が東京から来たそうだ。
とはいえ、行列ができるような懐かしの名物メニューがあるわけではない。
人々の目当ては、「店そのもの」なのだ。
実はこの店舗は、三島食品(広島県広島市)が1970年代に展開した「サラヤミニショップ」(以下、サラヤ)とそっくりなのである。





















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