
お代わりが止まらない謎の食堂
「え? 4杯目?」
隣の50代、もしかしたら60代に達しているマダムがお代わりに立つ姿を見て、思わず声が出てしまった。彼女だけではない。向かいの40代くらいの女性も、奥の30代らしき男性も、何度もお代わりに立っている。
ここは大阪・なんばの和食店。「おいしいごはんを食べに連れてったる」と友人に誘われてきたが、まさか「白飯がおいしい」店のことだとは思わなかった。
と、言っている私もすでに3杯目だ。真っ白で粒が大きく、つやがある銀シャリ。もっちりと粘りがあり、噛むと甘みがぶわっと広がる味わいが最高で、すぐ茶碗が空になる。
このごはん、タダモノではない! そう感じて店の運営元を確認すると、なんと、象印マホービン(以下、象印)だった。
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