
ピザはアメリカン、サイドメニューにポテトフライをセレクトしたピザBENTO(筆者撮影)
ライター・編集者の笹間聖子さんが、誰もが知る外食チェーンの動向や新メニューの裏側を探る連載。第12回は、前編に引き続き、「おひとり様」向け商品「ピザBENTO」開発の裏側から見えた、ドミノ・ピザの強さと復活への道に迫ります。
コロナ禍を経て店舗数が急減するなど、構造改革真っ只中のドミノ・ピザ(以下、ドミノ)。その中で、起死回生の策のひとつとして打ち出しているのが、おひとり様向けメニュー「ピザBENTO」だ。
もともと「マイドミノ」という名前で存在していたが、既存客への認知が低かったことから2024年7月にリニューアル。その後は価格改定もあり、現在では持ち帰り790円~、デリバリー1090円~になっている(開店から16時までは「ドミランチ」として50~100円お得にオーダー可能)。
変化こそ、ドミノ・ピザの強さの理由
前編で紹介した通り、ピザBENTOは、2023年2月から2年4カ月の間に、目まぐるしく変化している。ピザのサイズもメニュー名もセット内容も価格も変わっている。それ以外にも、マイドミノ、ピザBENTOそれぞれに、選べるピザの種類がときどき変わっていたという。
トピックボードAD
有料会員限定記事
ビジネスの人気記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら