専門家チームが支える、カイゼンの継続
専門家チームを組閣する体制も特徴的だ。ドミノでは、商品開発、テストキッチンのシェフ、アプリ開発エンジニア、店舗運営、マーケティング、リサーチなどのチームに分かれ、それぞれがカイゼンに尽力している。チームをまたいだ定期的な会議などはないが、課題が発生すればすぐに集まり、その場で議論する柔軟な体制があるそうだ。
実は取材した日は、それを目の当たりにした特別な一日だった。社内コンテストで優勝した大阪・上本町店のスタッフに特別休暇が与えられ、代わりに役員陣が一日店舗運営を行う日だったのだ。
マーティンさんをはじめ、普段はオフィスにいる各チームの幹部たちがエプロンを着け、大きな声を出しながら活き活きと働く姿が印象的だった。
この環境があるから、172店舗の閉店という厳しい現実に直面しながらも、ドミノのカイゼンは止まることがないのだろう。


















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