孫正義氏が年内10億AIエージェント作成を宣言。75兆円スターゲート計画で演算能力10億倍へ。日本企業のAI活用20%に警鐘

SoftBank World 2025で孫正義社長は「10億エージェント」構想を打ち出した(筆者撮影)
「年内に10億のAIエージェントを作る」
7月16日、東京で開催されたSoftBank World 2025で、ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長はそう宣言した。AI演算能力が「10億倍」に達するという予測も示し、日本企業に変革を迫った。
講演冒頭、孫氏は100万人のSpotifyリスナーを持つ「The Velvet Sundown」の楽曲を流した。「私の好きなバンド」と紹介した後、実はすべてAIが作った音楽だと明かし、AIの創造性が人間と区別つかないレベルに達していると強調した。
「近い将来、AIが人々のいろいろな感情を理解し、自らが感情や意識に相当するものを持ち始める。そう信じている」と孫氏は語った。
スターゲート計画:75兆円が生む10億倍の世界
OpenAIのサム・アルトマンCEOとのオンライン対談で、両社が進める総額75兆円の「スターゲート」プロジェクトの詳細が語られた。アルトマン氏は「5年後にはAGI(汎用人工知能)を確実に超える」と述べ、30年後については「想像できない」と率直に語った。
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