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孫正義氏が年内10億AIエージェント作成を宣言。75兆円スターゲート計画で演算能力10億倍へ。日本企業のAI活用20%に警鐘

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  • 石井 徹 モバイル・ITライター
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講演の締めくくりで孫氏は問いかけた。「2つの人類がいる。進化を求める側と嫌う側。どこかの国ではいまだに電気も道路もない。水くみに子供が1日2時間費やす。悲しくないですか」。そして「進化を真正面からとらえて自ら取りに行く。それが今の日本に一番必要」と結んだ。

90万本達成、そして次へ

宮川社長は社内での取り組みを報告。社内コンテストには21万件の応募があり、4万件が事業化に向けて進んでいる。

成功事例として、従来4カ月かかった交通事故調査を数時間で完了するAIや、霞が関の情報量の多い資料をわかりやすいパワーポイントに変換するAIを紹介。OpenAIの最新モデル「o3」でオセロゲームを1分22秒で作成する実演も行った。

パワーポイント資料を作成するAI「Satto Workspace」はソフトバンクが2026年秋に提供する(筆者撮影)
OpenAIのCodexでオセロゲームを作成するデモンストレーションも披露した(筆者撮影)

「静観は退化を意味する」「導入タイミングは? と聞かれるが、答えは『今でしょう』」と宮川氏は断言した。

ソフトバンク社内での生成AIによる業務効率化事例が90万本に達したと紹介された(筆者撮影)

ソフトバンクが作成した90万本のAIエージェントには、ChatGPTをカスタマイズしたGPTsのようなものも含まれている。AIエンジニアだけでなく、販売現場や総務といった各部署の社員が、それぞれの業務に合わせてAIをカスタマイズしているのが実態だ。地味な一歩かもしれない。だが、イノベーションは往々にしてこうした日常から生まれる。問われているのは、その一歩を踏み出すかどうかだ。

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