一般的なビジネスパーソンの生涯給料の目安といわれる2億円以上の報酬を得ていた役員は、329人に上ることが「年収1億円超の上場企業役員ランキングTOP500」で明らかになった。ただ、上場企業役員ともなれば、役員報酬以外にも大きな収入源がある。自社などの保有株による配当収入だ。
そこで上場企業3925社、4万0130人の上場企業役員の最新人事データを収録している『役員四季報2025年版』および『有価証券報告書』のデータを用い、役員報酬1億円超の上場企業役員の中で「配当を含めた収入」が高い上場企業役員トップ500をランキングで紹介する。
トップ10に柳井家から3人
上場会社で最も稼いだ経営者は、ソフトバンクグループの孫正義氏だ。孫氏の配当含む収入の総額は188億7300万円となった。役員報酬は1億円だが、配当収入が187億7300万円あった。
2位は、ユニクロやジーユーを展開するファーストリテイリングの柳井正会長兼社長だ。柳井氏も役員報酬は4億円だったが、配当収入が173億2700万円となり、総額は177億2700万円となった。
同社からは5位に柳井一海取締役、6位に柳井康治取締役がランクイン。それぞれ配当を含む報酬総額は43億0200万円、42億6100万円となった。
なお、親子上場などで、いずれかの会社からのみ報酬を得ている場合、報酬を得ている会社の名前と役職を記載している。LINEヤフー会長の川邊健太郎氏、GMOペイメントゲートウェイ社長の相浦一成氏は、このケースに該当している。
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