2位は188億円の孫正義氏､1位は217億円の…　配当含む｢年収"1億円超"｣上場企業役員ランキング　

「配当を含めた収入」が高い上場企業役員トップ100をランキングで紹介します。写真は1位入ったファーストリテイリングの柳井正氏（撮影：尾形文繁）

一般的なビジネスパーソンの生涯給料の目安といわれる2億円以上の報酬を得ていた役員は、371人に上ることが「《完全版》｢年収1億円超｣の上場企業役員TOP500人」で明らかになった。ただ、上場企業役員ともなれば、役員報酬以外にも大きな収入源がある。自社などの保有株による配当収入だ。

そこで上場3889社、3万9210人に及ぶ企業役員の最新人事データを収録した『役員四季報2026年版』および『有価証券報告書』のデータを用い、役員報酬1億円超の上場企業役員の中で「配当を含めた収入」が高い上場企業役員トップ100をランキングで紹介する。

1位は217億円！

1位には、昨年2位だったユニクロやジーユーを展開するファーストリテイリングの柳井正氏がランクイン。昨年の177億2700万円から大きく増やし、総額217億5600万円もの報酬を得ていた。役員報酬は4億円だが、配当収入が213億5600万円あった。

『役員四季報』2026年版は現在発売中。書影をクリックすると東洋経済のSTOREサイトにジャンプします

昨年1位だったソフトバンクグループの孫正義氏は2位へ入った。孫氏も役員報酬は1億円だが、配当収入が187億7300万円あり、総額188億7300万円になった。

なお、親子上場などで、いずれかの会社からのみ報酬を得ている場合、報酬を得ている会社の名前と役職を記載している。GMOペイメントゲートウェイ社長の相浦一成氏は、このケースに該当している。

【2025年12月4日8時10分追記】初出時の記述に誤りがありましたので、上記の通り訂正しました。【2025年12月4日21時20分追記】ランキングに誤りがありましたので以下のように修正しました。一時的にソフトバンクは除いていますが、あらためて完全版を作成の予定です。【2025年12月5日16時00分追記】一部の方の配当含む報酬総額の計算に誤りがあったため、ランキングを修正しました。お詫びして訂正します。