「月額6万6000円」「富裕層の男性経営者が顧客」 西麻布の《超高級バーバー》に、"美容室の倒産過去最多"でも客が殺到するワケ
「自発的なハードワークによってのみ、得られるスキルがあります。それを否定してしまえば、業界全体のレベルは下がっていく一方でしょう。経営者は、スタッフが労働基準法の範囲内で真っ当な給与を得られる仕組みをつくる努力をし、そのうえで個人が技術を磨く時間を尊重すべきです」
経営者として「規模拡大」は捨てている
美容室の倒産が相次ぐ中、MASA氏は多店舗展開や規模の拡大を「現段階では捨てている」という。
「大金持ちになって高級車を乗り回したいとは思いません。人を雇って自分の目が届かないサービスを提供し、それが『最高級です』と言い張ることに違和感があるからです。まずは自分1人で、技術者としての最高到達点を見つけてみようと思っています」
MASA氏には、独立前から20年近く通い続けてくれる顧客がいる。ニューヨークへ渡っても、帰国すればまた椅子に座ってくれる。
全国に38万軒がひしめき、薄利多売の構造から抜け出せないまま、倒産が増加する理美容業界。その中でMASA氏が選んだのは、規模を追うのではなく、個人の技術価値を最大限に高め、顧客と深く長期的に関わる「選択と集中」のモデルだ。
「安売り競争」から距離を置き、自らの技術に対して正当な対価を求める姿勢は、理美容業界に限らず、レッドオーシャンにある業界や職業で生き残る、1つの策だろう。
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