「払える範囲内でいちばんいい部屋を選べ」「マイホームは買え」金融業界20年超のアナリストが語るはじめての"家"と"不動産投資"

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若い女性
資産形成のために若いうちから考えておいてほしいこと(写真:HM/PIXTA)
家問題は、いつだって重要だ。
家は生活の基盤であり、幸せをはじめ多くの人生の重要事項を左右するものだから。
しかも大人の家問題は「住みか」というだけではなく、お金、すなわち投資の問題にもかかわってくる。
あなたがまだ若いなら「今は不動産投資なんて考えられない」と思うかもしれない。
でも、多くの人にとって、人生最高額のお金が動くのは、「家賃・地代」や「不動産の売買」だ。この大規模なお金のやり取りを単なる支出で終わらせるか、次へつながる投資にするのかは、大きな違いを生むと言っていい。
現役投資アナリストとして富裕層と接してきた執筆者が、その著書『投資家の母が20歳になった娘にどうしても伝えたいお金の話』の中で、将来の資産につながる「いい家」の選び方を解説する。

高くてもいい部屋を選べ

投資家の母が20歳になった娘にどうしても伝えたいお金の話: 好きなことで生きて、一生困らず自由でいるために
『投資家の母が20歳になった娘にどうしても伝えたいお金の話: 好きなことで生きて、一生困らず自由でいるために』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

「部屋」「家」「マイホーム」―――不動産は、資産を増やすなかで誰もが一度は手にする重要な財産でもある。だから、お金持ちは投資と同じくらい、不動産市場の動きに敏感に反応する。

今、手元にまとまったお金がない場合、不動産投資にはあまり興味がわかないかもしれないけれど、「家問題」の基本的なことを知っておかないと深く後悔するはめになるかもしれない。

ひとり暮らしをはじめるあなたには、「できるなら自分が払える範囲内でいちばんいい部屋に住むこと」をおすすめする。

そうすれば、当然家賃の負担は増えるだろう。お金を貯めろといいながら、なぜそんなことをすすめるのかって? あなたには、住む場所への投資だけは絶対に妥協しないでほしい。なぜなら、住居はあなたの生活の出発点になるからだ。

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