
アメリカンドリームを体現する存在として知られる「ヨシダグルメソース」の吉田潤喜会長(75)。19歳で渡米、無一文から会社を興し、破産危機を4度も経験しながら年商250億円の企業に事業を成長させてきた。
そんな吉田氏の元には多くの経営者が集まってくる。「金儲けやなくて人儲けや」が口癖の吉田氏は、幾度となく人のお節介に助けられ、また自身もお節介をやいてきたという。
母秘伝の手作りソースをアメリカで売る
今や全米のスーパーのソースコーナーに普通に並ぶ「Yoshida's Marinade & Cooking Sauce」。一代でここまでポピュラーな商品にしたのがヨシダグループ会長の吉田潤喜氏だった。
19歳で単身渡米後、空手指導者など、さまざまな仕事をしながら暮らしていた吉田氏。母親が日本のレストランで販売していたソースを手作りし、クリスマスプレゼントとして知人に配ったところ、「お金を払ってでも欲しい」という人が続出。
その後、吉田氏のレシピを元に妻リンダさんがアメリカ人の口に合うようにアレンジを加え1982年、商品として売り出すようになっていく。

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