世界一周した筆者が実感、「海外旅行、行くなら今」。新"三種の神器"で驚くほど便利&快適、スマホがあれば何とかなる時代へ

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3泊4日の砂漠ツアー
3泊4日の砂漠ツアーはオンラインで探して前日に申し込み、1人で参加した。終盤、カップルだらけのグループに入れられたのは誤算だったが……(写真:筆者撮影)
経済ジャーナリストで、法政大学MBA兼任教員の浦上早苗さんが挑戦した50歳からの“おひとり様”世界一周。その旅を通じて見えてきたもの、感じたことを、ありのままに綴る連載が「シン・世界一周〜人生後半、日本を学び直す旅」です。
今回は世界一周で役立ったツールやサービスについて体験談をまとめつつ、アラフィフ世代が若かった頃に比べると、ずいぶん海外旅行の敷居が下がっている、というお話です。

世界一周旅行中に出会った外国人、特に中国人から「日本のパスポートは最強だからどこにでも行けて羨ましい」と言われた。

事前のビザなしで渡航可能な国・地域の数を比較したランキングで、常に世界トップを争っている日本のパスポートは「世界最強」の呼び声が高い。

たしかに世界一周旅行で、事前にビザを申請した国は一つもなかった。インドは全ての国に対してビザを必須としているが、日本、韓国、アラブ首長国連邦の3カ国にだけは渡航後のビザ取得(アライバルビザ)を認めている。

イスタンブールからニューデリーに飛ぶとき、航空会社のスタッフがそのことを知らず、ビザを持たない筆者は搭乗を止められた。インド当局の公式サイトを開いて説明し、ぎりぎりで飛行機に乗れたが、「ビザなしで海外旅行に行ける」という日本の常識は、世界の非常識なのだ。

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海外旅行に足踏み?

しかし当の日本人はその恵まれた環境を自覚していないのか、外務省によると2024年の日本人のパスポート保有率はわずか17.5%にとどまる。

中高年の日本人からは「以前は海外旅行によく行ってたけど、パスポートが失効しちゃったんだよね」という声をよく聞く。

コロナ禍で海外に行けない間にパスポートが期限切れとなり、さらには急激な円安。円高で安く海外旅行できた時代を知っているからこそ、経済的な負担を感じてしまうという。

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