スマホじゃなくて「あえて紙?」 東大生が《紙の日記》にこだわる深い理由 勉強ができる要因はここにあった!

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西岡壱誠 東大 ドラゴン桜
(写真: utah_51 / PIXTA)
賢い人は、どんな能力が優れているのでしょうか。その答えは「要約力」だと、「なぜ、東大の入試問題は、「30字」で答えを書かせるのか?」を上梓した、東大カルぺ・ディエムの西岡壱誠さんは話します。本書から、「東大生がスマホ時代でも紙で言語化する理由」をご紹介します。

東大生は「紙」にこだわる

みなさんは、紙の手帳を持っていますか?

今の時代、「紙の手帳に書くなんて、時代遅れじゃない?」と思う人も多いかもしれません。スマホやタブレットがあれば、どこでもメモが取れるし、検索も簡単。データ管理もラクで、同期もできます。

しかしそれなのにもかかわらず、東大生はあえて「紙」にこだわる場合が多いです。受験期で、1分1秒が惜しい時期であっても、毎日のように紙の手帳やノートに日記を書く習慣を持っていたという人は少なくありません。

もちろん今やスマホで勉強のログを残すことはできますし、それを使えばグラフで「英語の勉強時間はこれくらい」「数学の月平均勉強時間が1日1時間を切っているから、ちょっと頑張らないと」と分析することもできます。ですから、スマホのアプリのほうが合理的なように感じられます。

しかしそれでも、その合理性をあえて捨てて、紙の手帳で勉強のログを残している人が多いのです。

書いているのは、特別なことではありません。

「今日のテストはどうだったか」「今日の勉強の進み具合はどうだったか」「何ができて、何ができなかったか」といった、今日の勉強のログを、手帳に書いて残しておく。そういうことを毎日実行している人が多いのです。

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