延べ375名「海外大学合格」で断トツの広尾学園、人気高の現在地…AP(アドバンスト・プレイスメント)プログラムに注力する理由とは

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
広尾学園 外観
広尾学園が海外大学を意識し始めたのは2013年以降だという(写真:筆者撮影)

東京大学の18名を含む国立公大学79名、医学部医学科94名、早慶上智ICUが378名。これが2025年、私立「広尾学園」の卒業生の大学合格者数実績である。紛れもない進学校である。

国内の高校で断トツ「海外大学合格者数」

しかし、同校にはもっと驚くべき375名という数字がある。25年の海外大学合格者数で、同校としても過去最多の記録となる数字である。大学合格者数ランキングを発表している「インターエデュ」によれば、国内の高校では断トツだ。

といっても同校の25年3月の卒業生は272名なので、375名が海外大学に合格して進学しているというのでは計算が合わない。前述の国内大学合格者数も同じだが、併願も多いので、あくまで延べ人数ということになる。つまり、1人が何校もの合格通知を手にしているということだ。

実際に海外大学を受験したのは49人で、うち43人が海外大学に進学しているという。海外大学に合格しても、最終的に国内大学を選択した生徒もいたからである。

次ページこれまでUCLA17名、トロント大学113名が合格
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事