探究学習やグローバル教育など個性あるカリキュラムが充実。
ビギリオンガラージでのプログラミング授業の様子（写真：静岡聖光学院）
過去最高の受験率となった今春の中学入試で際立ったのが、中堅校人気だ。本特集では、その理由を探るとともに中学受験の最新動向を徹底解説する。
学びに天井をつくらない
静岡県内唯一の中高一貫男子校である静岡聖光学院中学・高校。同校は神奈川県の名門、聖光学院の姉妹校でもある。
自身の才能を生かしながら社会や他者に貢献する人物の輩出を、目的として掲げている。田中潤教頭は「生徒たちが自分自身で生き方を創造できるよう、学びに天井をつくらないことを大事にしている」と語る。
そのために生徒一人ひとりの希望に沿う教育プログラムを用意する。最難関国公立大学を目指す生徒向けには聖光学院と連携した受験指導、興味を突き詰めたい生徒向けには探究活動など多様な学びの場がある。
STEAM教育や「Project（プロジェクト）」と称する探究活動では積極的にICTを活用する。
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