ADHD・自閉症併存の声優が重宝する手帳とノート 「ぐちゃぐちゃの頭の中」を整理する最高の相棒

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カバンの中
発達障害当事者である著者自身が見つけた、「ぐちゃぐちゃの頭の中」を整理する相棒とは(写真:つこ/PIXTA)
ナレーター・声優として活躍する中村郁さんは、ADHDと自閉症の併存という発達特性により、昔から気が散る、ミスが多い、忘れ物が多い、計画を立てられないといった困りごとを抱えています。そんな中村さんは、どのようにして日常生活を乗り切っているのでしょうか。『発達障害・グレーゾーンかもしれない人の仕事術』から一部抜粋・再構成のうえ、ご紹介します。

カバン1つにすべて集約

私のカバンの中は、常にぐちゃぐちゃ。どこに何が入っているのかがわからず、名刺を渡す際に相手をお待たせしてしまうことも日常茶飯事でした。

待たせているだけでも問題なのに、やっと見つけた名刺入れを取り出した瞬間、アメの包み紙や、レシートなどのゴミが一緒に飛び出してきます。そんな自分に嫌気がさし、私はカバンを選ぶ基準を、「おしゃれなカバン」から「大きくて整理整頓しやすいカバン」に変えました。

私がカバンを選ぶ際に定めた5つの条件を紹介します。

① 大容量であること

私は仕事に行くときに使うカバンは、1つと決めています。なぜなら中身の入れ替えをすると必ず移し忘れをしてしまうからです。さまざまな現場で必要だと思われるものを1つのカバンに入れているので、容量は必然的に大きくなります。

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