ADHD・自閉症併存の声優が重宝する手帳とノート 「ぐちゃぐちゃの頭の中」を整理する最高の相棒

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忘れてはいけないことも、思いついたことも、すべて書き留めたこのスケジュール帳は、1年経つと書き殴られたメモでぐちゃぐちゃになっています。しかし、それは、1年の自分のがんばりに拍手を送ることができる血と涙の結晶、宝物となります。

誰にも見せることのない手帳は、あなたにとっての最高の相棒です。まずは相棒を見つけるところから、はじめてみてください。手帳と最高のパートナーになることができれば、自然とスケジュール管理も上手になりますよ。

ぐちゃぐちゃの頭の中を整理するノート

ADHDを持つ人の頭の中は、常にぐるぐると動き回っています。注意欠如・多動症というだけあって、実際の行動だけでなく、頭の中もせわしなく動き回っているので、思考を整理しないと、どんどんこんがらがっていきます。大事なことは抜け落ちますし、新しいアイデアがポンポンと浮かんでは消えていってしまいます。

「あなたの脳の回路はぐちゃぐちゃになっている」と言われたことのある私。脳の回路がぐちゃぐちゃと言われてイメージしたのは、ワカメや昆布が海の中で漂いながらどんどん絡まっていく様子でした。

自分の脳の状態を具体的にイメージして恐ろしくなった私は、それ以来、意識的に自分の考えていることなどをノートに書き出すようにしています。

そんなときに役に立つ、とっておきのノートが「mahora(まほら)ノート」です。

なんとこのノートは、約100名の発達障害当事者にアンケート調査を行い、紙の色や罫線の種類・間隔、表紙のデザインや1冊のページ数などの意見を集め、試行錯誤を重ねてたどり着いた究極のノートです。なんとも言えない優しい色合いの紙色で、目に優しくとても書きやすくできています。

『発達障害・グレーゾーンかもしれない人の仕事術』P.58より

使いはじめてすぐにmahoraノートの魅力にとりつかれた私は、常にカバンに忍ばせています。頭がこんがらがる度に、このノートに書き込んで頭を整理しています。同じく発達障害を持つ友人にこのノートを見せたところ、途端に気に入り、愛用してくれています。

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