「休み連絡がLINEで来た」激怒した52歳部長と若手それぞれの"言い分" 上司が知らないたった一つの盲点
「信じられない。休みの連絡がLINEで来たんです……」
ある物流会社の営業部長(52歳)が、呆れた表情でそう言った。
部下の20代社員が体調不良で休むことになった。その連絡が、始業5分前にLINEで届いたのだという。部長は「電話するのが常識だろう」と憤っていた。
「しかも5分前ですよ。もっと早くわかっていたはずでしょう」
いっぽう、若手社員に話を聞くと、まったく違う景色が見えてくる。
「電車の中だったので、電話できなかったんです。駅で降りてから連絡しようと思っていたら、始業時間が近くなってしまって……」
どうやら、この若手は出勤をしようと思っていたものの体調が悪化して、途中で断念した。そんな背景があったようだ。
そこで今回は、休みの連絡における「常識のズレ」について考えてみたい。部下の連絡方法にモヤモヤしている上司は、ぜひ最後まで読んでもらいたい。
「電話が常識」は本当に常識なのか
「休みの連絡は電話でするもの」という考え方は、多くの上司世代(56歳の筆者のような世代)に共有されている。
理由はいくつかある。電話なら確実に伝わる。声のトーンで体調の深刻さがわかる。相手の反応をその場で確認できる。そして何より、「電話をかける」という行為自体が、誠意の表れだと考えられてきた。
しかし、この「常識」は、いつ、どこで形成されたものだろうか。
考えてみれば、固定電話しかなかった時代、電話は唯一の連絡手段だった。だから「電話で連絡する」が常識になったのだと思う。しかし今は違う。LINEやチャットでも、リアルタイムに連絡できるから便利だ。既読機能で、相手が見たかどうかもわかる。
つまり、「電話が常識」という感覚は、技術的な制約から生まれたものであり、絶対的なマナーではないのかもしれない。


















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