「休み連絡がLINEで来た」激怒した52歳部長と若手それぞれの"言い分" 上司が知らないたった一つの盲点
では、どのようにルールを決めればいいのか。3つのポイントを挙げてみたい。
「電話」「LINE」「チャット」「メール」のうち、どれを使うのか。複数可なのか、優先順位があるのか。これを明確にしておく。
たとえば、「LINEまたはチャットで連絡。電話できる状況であれば電話でも可」というルールにすれば、双方の事情を汲み取れる。
直属の上司に連絡するのか、部署の代表番号にかけるのか、グループチャットに投稿するのか。これも明確にしておく。
上司が不在の場合はどうするか、も決めておくと混乱が減るだろう。
「始業30分前まで」「始業前まで」「わかった時点で」など、期限を明確にする。
ただし、「体調不良は予測できないこともある」という前提を忘れないことだ。ギリギリの連絡になっても責めない、という姿勢も大切だと思う。
このようにルールを明文化しておけば、「常識」や「認識」のズレによるトラブルは大幅に減るはずだ。
シフト制や接客業では事情が異なる
ここまで述べてきたことは、一般的なオフィスワークを前提としている。
シフト制の職場や接客業では、事情が異なる。一人が欠けると、すぐに代わりの人員を確保しなければならない。だから、できるだけ早く、確実に連絡が届く方法が求められる。電話が重視されるのも理解できる。(ただ、そのような職場であれば、連絡ルールは明文化されているはずだが)
また、業種や職種によって、「常識」は異なる。すべての職場に当てはまる正解はない。大切なのは、自分の職場に合ったルールを、明文化して共有することだと思う。
結局のところ、休みの連絡のトラブルは「常識のズレ」から生まれる。
いまだに「電話が常識」と思っている上司世代はいる。いっぽう「LINEでも問題ない」と受け止めている世代も多い。
だからこそ、「自分の常識」を押しつけるのではなく、お互いの事情を聞いてみることが大切だ。なぜ電話が必要だと思うのか。なぜLINEを選んだのか。お互いの理由を聞いてみる。そのうえで、職場としてのルールを決める。
多様性の時代だ。連絡手段も多様化するのは、当然だ。「LINEで連絡が来た」と怒る前に、一度立ち止まって考えてみよう。そして、「ズレ」をなくすいい機会を得たと前向きに捉えるのだ。
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