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第1回:鶴巻監督が語るガンダム「ジークアクス」制作秘話
第3回:「ジークアクス」が取り戻したかった大胆な世界
(第4回、最終回は26年2月公開予定です)
――『GQuuuuuuX(ジークアクス)』はSNSで話題にしてやれと狙って動かしていた企画ではないし、そういう仕掛け方をしたわけでもなかったと(第1回より)。そう聞いて驚きました。毎話にガンダムファンが語りたくなる要素、次の放送までの1週間ずっとその話をSNSでし続けられるような強いネタが必ず盛り込まれていたので、視聴者の反応を想定したものだと捉えていました。
僕自身も、一視聴者としてそういう盛り上がり方をするのが好きなんです。だから作り手側としても、意識はしています。
例えば、2000年代に監督した『FLCL(フリクリ)』や『トップをねらえ2!』も、それは多少なりとも意識して作っている。だけど、そのときは成功したとは言えない。発表媒体がOVA(※)だったこともあると思いますが。
(※オリジナル・ビデオ・アニメ:制作期間や表現の自由度が高い一方で、テレビアニメと比べて流通経路が限られている)
一方で庵野(秀明監督)の作品は、「エヴァ」シリーズも、『シン・ゴジラ』も、見た人がSNSで盛り上がるんです。単純に面白いからからとか、圧倒的多くの人に見てもらっているからとは思うけれど、丁寧に仕込んだ細かい伏線やネタまで逐一見つけてもらい、共有される。正直、うらやましいと思っていました。
だから、『GQuuuuuuX(ジークアクス)』もそうなってほしかった。それが結果的にうまくいった。テレビ地上波で放送されるガンダムの新作だから、より広い層が見てくれる土台はあったし、それが理由だろうと思っています。
「オタクならわかるでしょ」という余興
――「これがカラーという会社のお家芸なのかな」とも思いました。
それはカラー的というか、ガイナックス的というか(※)。カラー創業者の庵野はガイナックスの主要なメンバーの一人だったし、僕も学生時代から彼らの活動を追いかけていたし、長くガイナックスに在籍していました。



















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