〈採用の最前線〉大手企業が導入「アバター面接官」の意外性/みずほFGや大成建設、サカイ引越センターが続々と活用する背景とは?
「よろしくお願いします」と応募者が一礼すると、画面上のAIアバターが「簡単に自己紹介をお願いします」と応答する――。
アバター(分身)を使ったオンラインの対話形式で面接を実施、その様子を記録し評価まで行う。このようなバーチャル面接のサービスが、いま急速に広まろうとしている。
みずほフィナンシャルグループは今年1月から、キャリア採用(中途採用)でAI面接官サービスを導入した。引っ越し業界で売上高トップのサカイ引越センターは昨年11月からアルバイト採用において、スーパーゼネコンの大成建設も同時期から文系学生のインターンシップ参加学生を絞り込む際に活用している。
3社が使っているサービスは「Zキャリア AI面接官」。運営するのは、2024年に東京証券取引所グロース市場に上場したROXXだ。製造・建設・運輸業などの現場で就労するノンデスクワーカー向け転職プラットフォーム「Zキャリア」を手がける企業である。
表情まで分析し人物像をデータで可視化
ROXXはAI面接官を24年10月に試験投入し、25年1月から本格展開を始めた。「顧客の反応は上々。導入企業がこれから爆発的に増える可能性がある」。中嶋汰朗社長はそう力を込める。
AI面接官は、人材採用活動における面接業務をAIに代替させる採用支援サービスだ。オンラインで運用されるため、求職者は24時間365日いつでも、スマートフォンひとつで面接に臨むことができる。一方で、採用企業側は夜間や休日を含む柔軟な選考体制の構築が可能となる。
加えて、応募者が面接で発した言葉、話し方、表情などを多角的に分析し、定量的なデータとして可視化する。そのため、採用における企業と応募者間のミスマッチの軽減にも寄与する。
どのようなサービスなのか、具体的に見ていこう。
応募者がAI面接官のサイトにアクセスすると、女性の姿をしたアバター「みどり」が現れる。



















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