コンサル出身者が辞めて何年経っても大切にしている"1年目の教え" ロジックツリーの超基本
ロジックツリーの基本
コンサルティング会社に入って学べるものの筆頭と言えば、ロジックツリー、構造化、問題解決手法といった、一連のロジカルシンキングや問題解決の手順です。
わたしがロジックツリーの考え方にはじめて触れたのは、学生時代でした。大前研一さんの『企業参謀』(講談社)という本で知ったこの考え方に惹かれ、関連する本を読み漁りました。特に、現在でも古典として読み継がれている『新版 問題解決プロフェッショナル「思考と技術」』(齋藤嘉則 ダイヤモンド社)はロジックツリーと問題解決のバイブルで、わたしは繰り返しこの本を読んでは練習をしました。
ロジックツリーの基本は、コンサルティング会社に入らなくても学べます。というのも、コンサルティング会社で最初に受けた研修も、先ほどの『新版 問題解決プロフェッショナル「思考と技術」』と同じ内容だったからです。
結局のところ、コンサルタントの問題解決に、何かすごい裏ワザテクニックはありません。とても基礎的な方法論を応用しているにすぎないということです。
ロジックツリーで問題を解決するためには、次の4つを行います。コンサルティングの過程では、これらを精緻に行っています。
②各論点について数値分析をする
③項目の重みづけをする
④アクションに落とし込む
大きくて複雑な問題でも、ロジックツリーを使って小さな問題に分解することで、それぞれの論点について議論・分析ができ、全体の答えを出すことができます。


















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