青学のミスコンで優勝も「就活は落ちまくった」 27歳彼女が外資系企業を経て「デジタル庁」に転職した"意外な理由"
✎ 1
✎ 2

青山ミスコングランプリを獲るもアナウンサー・芸能の道には進まなかった田本詩織さん。大学卒業後のキャリアについて話を聞いた(筆者撮影)
かつて“大学の顔”として注目を集めていたミスコンが、近年「冬の時代」を迎えている。
長時間のライブ配信やSNS運用など、出場者には高い自己プロデュース力が求められ、スポンサー離れから運営する学生団体も疲弊している。ただ、その一方で、真剣に向き合い、努力してきた出場者がいるのも事実だ。
本連載では、そんなミスコンに出場した女性たちが、数年後の社会人として今どう生きているのかを取材。ミスコンに出た経験は、その後のキャリアや人間関係にどんな影響を与えたのか。その肩書とどう付き合ってきたか──「ミスコン以後」の現実を見つめていく。
一般的に、「アナウンサー・芸能界への登竜門」とされやすいミスコンだが、実際は芸能の世界ではない一般企業に進む人が多い。2018年のミス青山でグランプリに輝いた田本詩織(たもとしおり)さんもそのひとりだ。
前編では、田本さんが青山ミスコングランプリを獲るもアナウンサー・芸能の道を諦めた背景や、ミスコンのエピソードが就活にほとんど活きなかった話を聞いた。
後編では、田本さんの大学卒業後のキャリアに焦点を当てる。
新卒では、外資系企業に営業職として入社
ミス青山に輝いたものの、「ミスコン=チャラチャラしている」というイメージを持たれてしまった結果、就活では苦戦したという田本さん。
振り返ってみると「ミスコン経験は就活にほぼ活きなかった」と語る田本さんだったが、結果的に複数企業の内定を勝ち取り、新卒では外資系企業に入社した。その後、別の外資系企業への転職を経て、先日までは「デジタル庁」で勤務。今年の6月からはアメリカに本社のあるVCで働いている。
トピックボードAD
有料会員限定記事
キャリア・教育の人気記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら