「勉強のやる気が出ない」完璧主義な子ほど陥りやすい、“根本的に間違った考え方”とは

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マンガでわかる東大勉強法
©︎西岡壱誠
誰もが直面したことがあるであろう「勉強のやる気が出ない」問題。日本の最高学府である東大に合格した学生たちは、この問題にどう向き合っていたのでしょうか。
この記事では、『マンガでわかる 東大勉強法』を上梓した西岡壱誠さんに、ついついサボってしまう状況を打破する方法を教えていただきました。

東大に合格した学生がやる気を維持していた方法

最近の受験生からよく聞く悩みのひとつに、「勉強のやる気が出ない」という声があります。

「やらなければいけないのはわかっている。でも、ついスマホを見たり、

動画を見たりしてしまう。気づけば数時間が経っている……」

特に夏休みの時期だと、学校がない分、どこまでも堕落できてしまいます。やる気がないと、勉強も何もかも「サボって」しまう人が多いのです。

では、東京大学に合格した学生たちは、どのようにして日々の勉強の「やる気」を維持していたのでしょうか?彼ら彼女らにインタビューをしてみると、「とにかく5分だけでも、まずやるようにしていた」と答える人が多かったです。

・やる気が出ないときでも、好きな科目のノートをベッドの上でなんとなく眺めてみる。
・勉強のやる気が出ないときには、とりあえず教科書をパラパラめくっていた。

このように、やる気が出ないときには「本当に軽めの勉強」からスタートしていたという人が多かったです。

これは、僕は「そもそも根本的な考え方が違うのではないか」と考えています。「やる気があるからやっていた」のではなく、「やったからやる気が出た」というサイクルを繰り返していたのではないか、と。

多くの人は「やる気→行動」という順番を信じています。つまり「やる気さえ出れば、ちゃんと机に向かえるのに……」という発想です。でも、東大生たちはむしろ、「行動→やる気」という逆の順番を重視しているケースが多いです。

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