「このメニュー、そこまで有名ではないけど自分は好きだなあ」「定番や看板ではないかもしれないけど、好きな人は結構多いと思うんだよな……」――外食チェーンに足を運ぶと、そう思ってしまうメニューが少なからずあります。店側はどんな思いで開発し、提供しているのでしょうか。
人気外食チェーン店の凄さを「いぶし銀メニュー」から見る連載。今回は牛たん・とろろ・麦めし ねぎしの「しろかつ」を取り上げます。
飲食チェーンには「代名詞」「定番」というべきメニュー以外にも、知られざる企業努力・工夫を凝らされたものが数多く存在します。本連載では、そうした各チェーンで定番に隠れがちながら、根強い人気のある“いぶし銀”のようなメニューを紹介していきます。
東京のローカルチェーン「ねぎし」、相次ぐ値上げラッシュでもはや格安感も
今回のテーマは、牛たん・とろろ・麦めし ねぎしが一部店舗で販売している「しろかつ」です。
ねぎしは東京圏に住んでいる人にとってはよく見かけるチェーンですが、実は出店エリアはごく一部で、ほとんどが都内に固まっています。そのため、東京のローカルチェーンといって差し支えないかもしれません。
そんなねぎしの代名詞は「牛たん」であり、やや高級なイメージを持つ人も多いでしょう。ただ、ランチメニューに1000円ポッキリのものがあるなど、値上げラッシュの昨今、ご飯のおかわり無料やとろろにテールスープも付いていることを考慮すれば「割安」の部類に入るのではないでしょうか。
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