【ハッピーセット】「ワンピースカードの見送りは正解」「三度目は許されない」マクドナルドがとるべき《転売ヤーを駆逐する“究極の一手”》

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マクドナルド
「ハッピーセット」のコラボ企画がたびたび炎上しているマクドナルド(筆者撮影)

日本マクドナルドは、8月29日から実施を予定していたハッピーセット「ワンピースカードゲーム」の実施の見送りを20日に発表した。ハッピーセット自体は提供されるが、過去のキャンペーンで配布されていたおもちゃなどを代替として提供するという。

この要因となったのが、最近「ちいかわ」「ポケモン」とハッピーセットのコラボ企画で起きた、転売や食品大量廃棄、店頭でのオペレーションの混乱などの問題だ。マクドナルド側からも「ハッピーセット関連施策見直しの一環として」、このたびの決定がなされたと説明した。

21日には消費者庁の定例記者会見が行われたが、そこで堀井奈津子長官は日本マクドナルドに対し、食品ロスにつながらないように販売方法の改善などの再発防止策を講じることを要望したことを話した。

今回の見送りは、マクドナルドの対策の限界を示しているのだろうか。あるいは、しばらく間をおいて、有効な対策を講じることができるのだろうか。

「ワンピースカードゲーム」見送りは適切だったか

今回の見送りの発表は、実施の9日前に行われた。検討は進んでいたと思われるものの、マクドナルド社内ではかなりバタついたに違いないし、見送りは苦渋の選択であっただろう。

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