「さすがにフェイク画像でしょ」→まさかの「事実でした」…《「すき家」のネズミ混入事件》で浮き彫りになった、“絶対にマズい”2つの致命的なミス

大手牛丼チェーン「すき家」鳥取南吉方店で、提供された味噌汁の中に“ネズミの死骸”が混入していたとされる衝撃的な騒動。
同店への苦情とネズミ入りの味噌汁の画像は、今年の1月にGoogleマップ上に投稿され、SNS上で拡散されていた。それなりの大きさのネズミであったことから、「提供する店員が気づかないはずがない」と、生成AIで作られたフェイク画像ではないかという指摘も少なからず見られた。
しかし3月22日、すき家が同社HPでネズミ混入が事実であることを公表し、騒動はさらに大きくなっている。
異物混入に限らず、企業のリスクマネジメントにおいて、一般的には下記の2つが必要になる。
2. 問題が起きてしまった後の事後対応
このたび、すき家は両者において、致命的なミスを犯してしまったといえるだろう。
なぜ、すき家は事前確認を怠ったのか?
実は、ネズミが混入した店舗は、筆者の実家の近くの店舗で、すき家の発表の前日まで鳥取に帰省していた。さらに、筆者の実家や親族は飲食店を経営している。今回の件は、まさに他人事とは思えないような出来事だ。
なお、筆者自身は当該の店舗を訪問することができなかったが、親族がすき家の公表後に訪問している。店は通常営業しており、客も入っていたようだ。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら