住みよさを表す各指標について偏差値を算出して、その平均値を総合評価として順位付けしている「住みよさランキング」。「全国総合トップ200」「関東編トップ100」「近畿編トップ50」「人口規模別トップ100」に続いて、「北海道・東北編トップ50」を公開する。
今回は、昨年とは異なり、エリアごとに偏差値を再計算した。住みよさランキングの算出に用いた「安心度」「利便度」「快適度」「富裕度」の各カテゴリや、算出基準となっている各指標の詳細はこちらの記事で説明している。
存在感を示した仙台市
北海道・東北編のトップ3は、宮城県名取市、岩手県釜石市、宮城県仙台市となった。全国編でも上位に入っていた釜石市と名取市は、北海道・東北エリアでも1位、2位となった。しかし、仙台市はやや状況が異なる。
仙台市は全国編では144位だったが、エリア別編では3位と大きく順位を上げた。この要因の1つは、富裕度の偏差値の上昇である。
全国で見ると、仙台市は東京などの大都市と比較して財政力や賃金が見劣りする面があるものの、北海道・東北エリア限定で比較すると、その「豊かさ」はトップクラスである。仙台市は東北地方の中心都市としての存在感を示したと言える。
名取市はその仙台市に隣接しており、ベッドタウンとしても需要がある地域で、所得層も高いため、高評価につながっている。
さらに、本ランキングの上位20位までを調べると、釜石市を除いた19の自治体で富裕度偏差値が全国編よりも3以上上昇していることがわかった。富裕度、次いで利便度が相対的に高い自治体が上位を占める結果となった。
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