「賃料相場は30万円台、売ったら2億円以上」「購入価格の倍以上に値上がり」だが…豊洲のタワマン”買って20年弱”の正直な感想とは?住人に聞いた

“2億ション”が当たり前の街
7月下旬、東京メトロ有楽町線とゆりかもめが通る豊洲駅に降り立つと、スタイリッシュなオフィスビルやタワマンが四方八方に確認できた。駅や豊洲の交差点を囲むかのようにニョキニョキと高層建築物が林立するさまを見ると、さすが日本で最もよく知られる「タワマンの街」だと実感する。
豊洲駅から数分歩くと、50階建て超の高層タワマンが見えてくる。完成から十数年が経過したこのタワマンは、その後の豊洲のタワマンラッシュの先駆けと言える建物である。
少し早く到着したためエントランス近くで待っていると、老若男女さまざまな人の出入りがある。タワマンと言えば家族連れ、というイメージが先行していたため、少し意外に感じた。
約束の時間ちょうどに現れたのは、このタワマンの40階台の住民である不動産業界勤務の男性(44)である。「豊洲のタワマンに住んで十数年ですが、気づいたらかなりの年月が経っていました」と笑う。
1000世帯以上が居住
賃料:20万円台後半~30万円台が多い
中古販売価格:2億円は下らない
築年数:20年弱

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