こんにちは。生きやすい人間関係を創る「メンタルアップマネージャⓇ」の大野萌子です。
現代は過剰なほど「ネガティブな感情」になりやすい環境と言えます。
「長く社会人経験を経てきたのに、仕事の成果が上がらず焦りを感じる」「自分よりも部下の方が結果を出していて、このままでは居場所がなくなりそう」「転職するとしても、年齢がネックになり、選択範囲が限られてしまいそう」。そんなふうに思ったことはないでしょうか?
拙著『ネガティブな自分のゆるし方』より、ネガティブ感情を変える方法を一部抜粋、再構成してお届けします。
「迷い」が生まれやすい年齢を迎えたとき
長く社会人経験を経てきたのに、仕事の成果が上がらず焦りを感じる。自分よりも部下の方が結果を出していて、このままでは居場所がなくなりそう。転職するとしても、年齢がネックになり、選択範囲が限られてしまいそう。
人生の転換期を迎えるのが40歳前後と言われ、この時期に起きる心の葛藤を「ゴーギャンコンプレックス」と呼びます。
これは、元々実業家だったフランス画家・ゴーギャンが、40代になってから妻子を母国に残し、リゾート地のタヒチに渡ったエピソードから生まれました。
「今まで歩んできた人生は正しかったのか」
「このまま同じ仕事を続けていいのだろうか」
「この先自分はどう生きるべきなのか」
このように、個人差はあるものの40代前後は誰でも人生の迷いが生じる時期です。長いライフステージの中で、これまでの道のりを振り返って後悔したり反省したりと、自分を捉え直す人が多いのです。
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