こんにちは。生きやすい人間関係を創る「メンタルアップマネージャⓇ」の大野萌子です。
夏休みに入り家族で過ごす時間が増えると、途端に増えるのが家族への不満を訴える相談です。一緒にいる時間が長くなるとそれだけ、衝突や行き違いが起きやすくなります。せっかくのお休みを快適に、そして家族円満に過ごしたいですよね。些細なひと言で家族との軋轢を生まないために、今回はお父さんにフォーカスしてお伝えします。
「いいけど」は「よくない」という意味
夫:別にいいけど。
妻:え、あんまり乗り気じゃないの? 行きたくない?
夫:別にいいって、言ってるじゃん。
妻:……
賛成もしくは、どっちでもいいかなの気持ちで、こんなセリフをいっていないでしょうか。しかし、同意したにもかかわらず妻は不満を募らせてしまいます。なぜかというと「別に」と「けど」が問題なのです。
「別に」は、下に打ち消しの言葉を伴って使う言葉で、取り立てて言うこともないという意味があります。「別に意見はありません」などと使われます。ですから、これだけでも十分に否定的なニュアンスが伝わってしまいます。また、「けど」も逆説で使う言葉です。「いいけど」は「よくない」という意味にとらえられてしまいます。「OK」のつもりで「いいけど」と言っているのであれば、あきらかに「けど」は余計なひとことです。
それなのに、「いいって言ってるじゃん」と続けてしまっては、けんかを売っているようなもの。このような会話を続ければ、不穏な空気に包まれても仕方ありません。賛成なら「いいね」と言い切ることをお勧めします。反対なら自分の意見をはっきり言うことが大切です。
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