「優しく話しやすい親」になれなくても問題ない 親が不安だと、子どもも自信を持てなくなる

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親を見上げる女の子
実は子どもは、親の言葉以上に、親の態度や表情、雰囲気から多くを学んでいます(写真:zon/PIXTA) 
【相談】
3人姉妹の子どもがいます。三姉妹それぞれが個性豊かに成長しています。しかし母親の私は、子育ての中で笑顔になれない自分に悩み、怒りや不安が日常化していると感じています。どうすれば優しく話しやすい親になれますか? また、どうすればかわいい三姉妹に育てられますか。
(仮名:山田さん)

「優しく話しやすい親」にならなくていい

子育てに悩みはつきものです。親は子どものために自分の時間やエネルギーを犠牲にしても、子どもが期待通りに育たず、イライラしてしまうことも少なくありません。そのような状況の中で、山田さんは「自分がダメなのではないか」「もっとできることがあるのではないか」と悩み、それが次の2つの質問につながっているのだと思います。

「どうすれば優しく、話しやすい親になれますか?」

「どうすればかわいい三姉妹に育てられますか?」

しかし、こうした悩みを抱える親は決して少なくありません。「子どもにとって良い親でありたい」「理想的な子育てをしたい」と願うのは自然なことですが、その「理想」にとらわれすぎると、かえって自分を苦しめてしまうことがあります。特に、真面目で責任感の強い人ほど、「こうすべき」「ああすべき」と考えすぎてしまい、気づけば心が疲れてしまうことも少なくありません。

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