そこで、はじめに結論をお伝えします。
「どうすれば優しく、話しやすい親になれますか?」 → そういう親になる必要はありません。
「どうすればかわいい三姉妹に育てられますか?」 → そのように育てようとしなくて大丈夫です。
この結論を聞いて、「そんな無責任な」と思う方もいるかもしれません。しかし、大切なのは、「親がどれだけ頑張るか」ではなく、「親がどれだけ楽しめているか」なのです。親が頑張れば頑張るほど、親の期待と子どもの現実とのギャップが広がり、それを「子どもの問題」にするか、「親の努力不足」と考えてしまうことが多くなります。
親が楽しそうだと、子どもも自分らしくいられる
例えば、子どもがなかなか寝つかないとき、親は「どうすれば早く寝てくれるのか?」と考え、あれこれ試行錯誤します。しかし、「寝かしつけなきゃ」と焦れば焦るほど、子どもも無意識にその緊張を感じ取り、ますます寝つけなくなってしまいます。その結果、「子どもが問題だ」と思ったり、「私のやり方が悪い」と自己否定したりしがちですが、実際にはどちらの問題でもありません。
また、子どもの言動に細かく口を出してしまうのも、多くの親が陥りがちなパターンです。「もっとこうしなさい」「そんなことをしたらダメ」と、子どもを正しい方向に導こうとするあまり、つい指示や命令が増えてしまいます。しかし、これも子どもに問題があるわけではなく、親のやり方が間違っているわけでもありません。
では、何が問題なのでしょうか?
それは「親の心のあり方」です。
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