【手のかかる上の子】:親のかかわりを十分に受け取り、安心感の中で(不器用ながらも)育っている。これ以上、心配して干渉する必要はない。
【手のかからない下の子】:親のかかわりが不足しており、孤独感を感じているかもしれない。意識的なケアが必要なのはこちらの子のほう。
エネルギーの注ぎ方を逆転させてみる
さやさんがイライラして心を保てない最大の原因は、「上の子をなんとか矯正しなければ」という強迫観念と、「下の子は放置していても大丈夫」という油断の狭間で、エネルギーの配分を間違えていることにあると思われます。
ですから今日から、エネルギーの注ぎ方を逆転させてみてください。これが、さやさんの心を楽にするための具体的な処方箋です。
上のお子さんが何か問題行動をしたとき、真正面から受け止めてイライラする必要はありません。「またやってるな」と思ったら、「彼は私に構ってほしいんだな。でも、愛情はもう十分に伝わっているはずだ」と心の中でつぶやき、あえて反応を薄くしてください。
「宿題やらないの?」「部屋が汚い!」とガミガミ言うのをやめてみましょう。命にかかわることや人への迷惑以外は、「あなたの人生だからね」と淡々と見守る姿勢(良い意味での諦め)を持つことで、さやさんのイライラは半減します。親が反応しなくなると、子どもは拍子抜けして、問題行動が減ることもよくある話です。
そして、浮いたエネルギーと時間を、すべて下のお子さんに注いでください。
とは言っても、急にベタベタする必要はありません。大切なのは「意味のないどうでもいい会話(雑談)」を増やすことです。
手のかからない子に対して、親はつい事務的な問いである「テストどうだった?」「〇〇は終わった?」という確認作業などが多いかもしれません。これでは子どもは「成果物しか見られていない」と感じます。





















無料会員登録はこちら
ログインはこちら