ヘーベルハウス(旭化成)のサイトで紹介されている、こちらの動画をご存じでしょうか? 妻が皿洗いをした夫に「お皿洗いありがとう、一応もう一度洗っとくね」と言ったり、料理をしている夫に「かくし味とかいらないからね」。さらには「いいのよ、頼んだ私のミスだから」などなど、厳しいダメ出しをし、男性が家事をやる気を失うというCMです。もしかしたら、ご覧になったことのある方もいらっしゃるかもしれません。
「妻の家事ハラ白書」なるものですが、そもそも「家事ハラ」の意味するところが、和光大学の竹信三恵子氏が提起した、元の定義とは違うものだったため、ジェンダー論の世界では用語法自体が問題となりました。
ただ、今回はそこには立ち入らず、この「妻による夫の家事のダメ出し」をどうとらえるかという観点から議論をしようと思います。動画を見ると、妻の発言はトゲがありすぎるように描写されており、背景の音楽も過度に深刻な印象を与えます。「そこまで大げさなこと?」と思いつつ、両側の気持ちもわからなくはないので、調停を試み、最終的に男性が「合格点」をもらえる家事・育児水準を考えてみようと思います。
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