
マックのない国もあった
訪れた中で、マックが存在しない国もあった。ラオスだ。
「東南アジアの秘境」として欧米人の間で人気の旅行先であるラオスは、欧米の飲食チェーンがわりと進出している。2022年に首都ビエンチャンにスターバックス1号店がオープンした。その近くにはハードロックカフェもある。
なのにマックはない。ちなみに韓国ルーツのロッテリアは地方都市でも見かけた。

牛肉ご法度のインドでマハラジャマックや韓国バーガーをメニュー化してまで営業しているのに、外国人旅行者向けのハンバーガーショップが多くあるラオスに進出していないのも不思議。
ちなみに隣国のベトナムにマック1号店ができたのは、スターバックスより1年遅い2014年で、首都のハノイにはいまだに数店舗しかない。
筆者はフライドチキンとベトナムコーヒー、コーンサラダを注文したが、日本円で500円を超えた。ベトナムのランチ相場からすると高いから、学生が気軽に行けるという感じではない。


日本では珍しくもなんともないマック。我が家の徒歩圏内にも2店舗ある。しかし世界一周する中で、マックの立ち位置や店舗の分布は国ごとに大きく違うと知った。



オーダー端末と価格はおおむね世界共通だが、その国の物価やカルチャーによって客層が大きく変わり、ご当地メニューは想像よりずっと尖っていた。
マックでも十分に、世界の多様性を堪能することができるのだ。

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