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キャリア・教育 #シン・世界一周~人生後半、日本を学びなおす旅

インドのマハラジャマック、アフリカの芸術的な店舗…クセが強すぎる世界のマクドナルドに驚き。世界一周で気づいた"マック巡り"の楽しみ方

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  • 浦上 早苗 経済ジャーナリスト、法政大学MBA兼任教員(コミュニケーションマネジメント)
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黄色いM字のロゴがなければほとんどの日本人がその正体に気づかないだろう、美しいたたずまいのマックは、メディナから20分ほど歩いた観光エリアの外側にあった。ご当地メニューのマックフィズ・モヒートを注文し、わざわざ来た甲斐があったと心が躍った。

フェズのマックのカウンター(写真:筆者撮影)
フェズのマックの屋外テラス席。女性グループや家族連れが多い(写真:筆者撮影)

「海外旅行でマック」の敗北感

旅先でその土地ならではのものを体験したい筆者にとって、海外旅行で見慣れたチェーン店に入るのは「負け」という感覚があった。中南米の空港でマックを見かけたときは、商品の価格だけチェックして素通りした。

世界一周中に初めてマックに入ったのはスペインのトレドだ。中世の雰囲気が残る都市で、「スペインに一日しかいないならトレドへ行け」という言葉の通りに訪ねたが、観光地価格と円安のダブルパンチで、一人でさくっと夕食を食べられる飲食店探しに苦労した。

歩き疲れて結局、大きな広場の一角にあったマックに入った。ハンバーガーとカプチーノのセットで3.11ユーロ(当時のレートで533円)。日本と同じメニューが日本より高く、敗北の味がした。

スペイン・トレドの観光エリアの中心部にあるマック(写真:筆者撮影)

世界一周旅行でマックはこれきりにしたいと誓ったのに、スペインの次の訪問地であるモロッコでもマックに入ってしまった。

最初に降り立ったマラケッシュの地では、空港バスを下車するなりヘジャブを身に着けた女性にぼったくられかけ、言い合いになった。ホステルに向かう道中、「道案内」と称してチップをせしめようとする男たちに囲まれた。

松田聖子の楽曲「マラケッシュ」から連想するエキゾチックなイメージとは程遠い混沌と喧噪で、初日からぐったりとした。

マラケッシュのフナ広場。何とも言えないカオスな空間だった(写真:筆者撮影)

泊まったホステルはWi-Fiが弱く、PC作業をするスペースもなかった。とりあえず現地のSIMカードを調達してカフェで仕事をしようと、オフィスやショッピングモールが集積する新市街まで30分近く歩いて、少し休みたいと思ったときにマックのロゴが目に入った。

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【いつの間にか「灯台」みたいになっていた】

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