「小学校であだ名禁止」日本の"息苦しさ"の象徴だ あだ名は「メリット」も大きいのに…なぜ禁止?

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ニックネームの効用はこれだけにとどまりません。実は、ニックネームがある人ほど、成功するという研究さえあるのです。

あるアメリカ企業の社長がLinkedIn上で発表した記事によると、フォーチュン50のCEOの60%ニックネームニックネームに似た短いファーストネームを持っていることがわかりました。

つまり、

William → Bill
Jeffery → Jeff
Timothy → Tim
Margaret → Meg
Robert → Bob


 といったように、成功しているCEOは、本名ではなく、短くて言いやすい名前を通称にしている人が多い、という結果でした。

この著者は「短い名前やニックネームは、親密さ、信頼、友情の証である。これらはしばしば、組織を成功させるうえで重要な属性となりうる。長くて堅苦しい名前が『壁を作る』のに対し、短い名前は『壁を取り払う』ことができる」と分析しています。

以上のように、あだ名には、デメリットを上回る大きなメリットがある、ということになります。

極端な日本人独特の「リスク回避志向」が背景に

極端な「何かあったらどうする」という日本人独特の「リスク回避志向」ゆえに、教育現場はその要因をすべて取り除いておこうという発想になりやすいかもしれません。

岡本純子さんの「伝え方セミナー」を8月6日(日)に紀伊國屋書店札幌本店(詳しくはこちら)、9月13日(水)に紀伊國屋書店梅田本店で(詳しくはこちら)それぞれ実施します。

しかし、どういったあだ名ならいいのかを生徒自身に決めてもらうなど、対話をする過程で、いじめ問題について話し合うなど、もっと「自主性を重んじる」という方向性があってもいいように感じます。

友達との関係性の構築は、子どもの人格形成に大きく影響します。

そもそも、マスク着用を続けている子どもも少なくない中で、いかに子ども同士のつながりを深めていけるかをもっと考えていくべきではないでしょうか。

岡本 純子 コミュニケーション戦略研究家・コミュ力伝道師

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おかもと じゅんこ / Junko Okamoto

「伝説の家庭教師」と呼ばれるエグゼクティブ・スピーチコーチ&コミュニケーション・ストラテジスト。株式会社グローコム代表取締役社長。早稲田大学政経学部卒業。英ケンブリッジ大学国際関係学修士。米MIT比較メディア学元客員研究員。日本を代表する大企業や外資系のリーダー、官僚・政治家など、「トップエリートを対象としたプレゼン・スピーチ等のプライベートコーチング」に携わる。その「劇的な話し方の改善ぶり」と実績から「伝説の家庭教師」と呼ばれる。2022年、次世代リーダーのコミュ力養成を目的とした「世界最高の話し方の学校」を開校。その飛躍的な効果が話題を呼び、早くも「行列のできる学校」となっている。

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