「にんにくラーメン、チャーシュー抜き」
『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の公開に先駆け、2020年5月18日、明星食品はチャルメラとのコラボカップ麺を発売した。残念ながら映画の公開は延期されてしまったが、反響は上々だったという。担当した経緯や、商品へのこだわり、そしてアニメへのアンテナの張り方について聞いた。
――5月発売ということで、そろそろ落ち着いてきたころでしょうか。
そうですね。店頭には、もう残っていないと思います。一段落したところです。
――エヴァンゲリオンの担当は、自分で希望したんですか?
積極的に手を上げたわけではないですが、“好きだから”という理由で担当させてもらえたと考えています。エヴァンゲリオンについての社内アンケートがあり、私はアニメもすべて見ていましたし、いちばん好きなのが私だったようです。
弊社では昨年、漫画『ワンピース』とのコラボ商品を発売しました。そのときは、上司を補佐する形で関わりました。その経験もあっての登用だったと思います。
――マーケティング部というと、具体的には、どういった仕事をするのでしょうか?
マーケティング部は、新商品の発案から発売まで、商品化に関わるすべての業務を行います。開発や生産などは社内に専門部署があるので、そこに依頼をしたり、スケジュール管理をしたりなど、とりまとめ役をします。エヴァンゲリオンに関していえば、取引先とのやり取りはすべて自分が担当しました。商品のアイデアも、基本的に私が出しています。
――エヴァンゲリオンとのコラボでは、通常とは違う業務はありましたか?
通常ですと、キャラクターものはパッケージ買いをする人が多いので、デザインに重きを置きます。ところが、今回のエヴァンゲリオンの場合は、作中に“味の要素”があったので、味づくりもしました。開発部に要望して商品開発をして、もちろん試食もしました。
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