林野庁の女性漫画家、今日も森の魅力を描く 自分らしく、好きなことを仕事にする方法

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好きで描き続けていた絵を、いかにして林野庁の仕事に結びつけたのか(撮影:梅谷秀司)
「起業」という言葉は、起業家のためだけにあるものではない。「業(なりわい=仕事)を起こすこと」は、組織の中でもできる。いやそれどころか、新しいビジネスを生み出さなければならない組織人にこそ必要とされるアクションだろう。
さあ立ち上がれ組織人。今、あなたの立場で、業は起こせる。それも、上手にやれば大規模に。本連載では、会社をはじめとする「大組織」で、“変わり者”だと思われても“変えること”に挑み、新たな仕事をつくり出す「組織内変人」を紹介する。

 

やりたいことがあって今の組織に入った。それなのに、思いどおりに配属してもらえない。いつだって上司は個人より組織の事情優先だ。このまま自分はやりたいことをやらせてもらえずにプスプスくすぶった人生を送ることになるのだろうか……。

不機嫌な態度でいれば、上司がホイホイ希望を聞いてくれるわけではない。腐っていても、チャンスはどんどん遠のいていく。本気でやりたいことがあるのなら、自分の力が組織にとって役に立つことを証明するのがいちばんだ。

そこで今日は、自分の「やりたいこと」を磨き、組織から見て「やってほしいこと」に変えていくことによって、自らが望む働き方をつかんできた変人をご紹介しよう。

林野庁の情報誌を彩る漫画、その描き手とは

林野庁が発行する情報誌『林野-RINYA-』をめくると、ひと際目立つ漫画の見開きページに出合う。きのこや熊など動植物の生態や林業の取り組みについて、楽しくわかりやすく紹介するこの漫画は、題して「お山ん画(おやまんが)」だ。

「お山ん画」の連載執筆を担当する“庁内漫画家”の名は、平田美紗子。ともすれば、お堅く、近寄りがたい印象を持たれがちな官公庁にあって、異彩ならぬ異才を発揮して、親しみやすく読者に寄り添った漫画を描き続けている。

そんな平田さんのルーツは、「きのこの研究」にあった。

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